再春館・先進老化医学共同研究講座
はじめに
熊本大学生命科学研究部分子遺伝学講座は、株式会社再春館製薬所との共同研究を、2011年に「加齢に伴い増加するタンパク質Angptl2(アンジオポエチン様因子2)と“肌”の加齢変化との連関」というテーマでスタートし、Angptl2の増加が皮膚組織の老化を促進させることを報告しました。その研究成果は、再春館製薬所「ドモホルンリンクル」への応用に至っております。
この度、皮膚組織老化の分子機構解明の共同研究をさらに発展させる目的で、2020年4月1日に『再春館・先進老化医学共同研究講座』を設立致しました。
研究概要
『再春館・先進老化医学共同研究講座』では個体老化の分子基盤及び、その変容破綻による老化関連疾患発症のメカニズム解明を目的に以下の研究を推進している。
・個体の恒常性維持におけるエネルギー代謝の役割解明
・エネルギー代謝と老化の連関解明
・エネルギー代謝制御による老化関連疾患の予防・克服に向けた基盤研究